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【Unix】whichの解説
2025-02-24

最終更新:2025-02-24

概要#

whichコマンドは、システムの環境変数PATH内において、指定したコマンド名に一致する実行ファイルのパスを表示するためのツールである。特定のコマンドがどのディレクトリに存在するかを簡潔に確認できるため、システム管理やスクリプト作成時に有用である。

使用方法は以下の通りである。

which [オプション] コマンド名

ハンズオン#

基本の使用例#

単一のコマンドに対して、最初に見つかった実体のパスを表示する。

例:

which ls

出力例:

/bin/ls

オプション一覧#

1. -a オプション(全ての一致するパスを表示)#

・機能: 環境変数PATH内にある、指定したコマンド名に一致するすべての実行ファイルのパスを表示する。

・使用例:

which -a python

出力例:

/usr/bin/python
/usr/local/bin/python

2. -s オプション(silentモード)#

・機能: コマンドが存在するかどうかを終了コードにより確認するため、標準出力には何も表示しない。

・使用例:

which -s ls

出力例:
(出力はなく、終了コード 0 が返されればコマンドは存在する)


【Unix】whichの解説
https://ss0832.github.io/posts/20250224_which_command_guide/
Author
ss0832
Published at
2025-02-24