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【Unix】touchコマンドの解説
最終更新:2025-02-22
touch
コマンドは、Unix系システムにおいてファイルのタイムスタンプを更新するための基本的なコマンドである。もともとファイルが存在しない場合は、新規ファイルを作成する機能も持つ。
主な機能とオプション
タイムスタンプの更新
ファイルの最終アクセス時刻と最終修正時刻を現在の時刻に更新する。
例:touch example.txt
新規ファイルの作成
指定されたファイルが存在しない場合は、新たに空のファイルを作成する。
例:touch newfile.txt
特定の時刻を設定する
-t
オプションや-d
オプションを使用することで、任意の日時にタイムスタンプを設定できる。
例:touch -t 202502220800.00 scheduled.txt
上記は2025年2月22日08:00:00と設定する例である。
参照ファイルのタイムスタンプに合わせる
-r
オプションを使用することで、他のファイルのタイムスタンプを参照して設定できる。
例:touch -r reference.txt target.txt
ハンズオン
以下、touch
コマンドを用いた具体的な使用例を示す。実際のシェル環境で試すことで動作を確認することが望ましい。
1. 単純なタイムスタンプの更新および新規ファイル作成
以下のコマンドを実行する。
touch myfile.txt
myfile.txt
が存在しなければ新規作成され、既に存在する場合はそのファイルの最終アクセス時刻と最終修正時刻が現在の時刻に更新される。
2. 指定した日時にタイムスタンプを設定する
ファイルのタイムスタンプを2025年2月22日08:00:00に設定するには、以下を実行する。
touch -t 202502220800.00 schedule.txt
この操作により、schedule.txt
のタイムスタンプが指定日時に変更される。
3. 参照ファイルのタイムスタンプを用いる
既存のファイルreference.txt
のタイムスタンプに合わせ、別のファイルtarget.txt
のタイムスタンプを設定するには、次のように実行する。
touch -r reference.txt target.txt
これにより、target.txt
のタイムスタンプはreference.txt
と同じとなる。
【Unix】touchコマンドの解説
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