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【Unix】sourceコマンドの解説
2025-02-22

最終更新:2025-02-22

sourceコマンドは、指定したファイルを現在のシェル環境に読み込むためのコマンドである。通常はシェルの設定ファイル(例えば~/.bashrc~/.zshrcなど)を読み込んで設定を反映させるために利用される。

一般的には以下の形式で使用する。

source ファイル名

このコマンドを実行すると、指定したファイル内に書かれているコマンドが現在のシェル環境で順次実行され、環境変数やエイリアスなどの設定が変更される。

活用例#

  • シェルの再起動をせずに、設定ファイルを読み込みたいとき
  • スクリプトの途中で、外部ファイル内の設定や変数を反映させたいとき

ハンズオン#

  1. シェルの設定ファイルを読み込む

    source ~/.bashrc
    

    このコマンドは、ホームディレクトリにある.bashrcファイルを現在のシェルに読み込む。Bash環境変数やエイリアスなどの変更がすぐに反映される。

  2. 任意のスクリプトファイルを読み込む

    source ./my_script.sh
    

    カレントディレクトリにあるmy_script.shの内容を現在のシェルで順次実行する。エクスポートした変数や関数が、実行後も現在のシェルに残る。

  3. 他の設定ファイルを読み込む

    source /etc/myconfig
    

    システム全体で利用される設定ファイルがある場合などに用い、反映内容を現在のシェルで確認することができる。

【Unix】sourceコマンドの解説
https://ss0832.github.io/posts/20250222_source_command_guide/
Author
ss0832
Published at
2025-02-22