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【Unix】cdコマンドの解説
最終更新:2025-02-21
cdコマンドは、現在作業中のディレクトリ(カレントディレクトリ)を移動するためのコマンドである。さまざまなパス指定方法と組み合わせることにより、ディレクトリを移動することができる。
cd = Change Directory
基本的な使い方
cd [ディレクトリ名]
- 相対パスでディレクトリを指定する場合は、現在のディレクトリを基準とする。
- 絶対パスでディレクトリを指定する場合は、ファイルシステムのルート(
/)を基準とする。
例1:
cd /home/user/documents
このコマンドは、絶対パスで指定した/home/user/documentsディレクトリへ移動する。
例2:
cd documents
このコマンドは、現在のディレクトリに存在するdocumentsディレクトリへ移動する。(相対パスで指定)
cd - について
cd -
cd -を実行すると、直前にいたディレクトリへ戻ることができる。例えば、/home/user/から/etc/に移動した後、再びcd -を実行すると、/home/user/へ戻る。
ハンズオン
以下では、cdコマンドを実際に使用する例を示す。
ディレクトリへ移動する
cd /var/logシステムログが保存される
/var/logディレクトリへ移動する。任意のディレクトリから
/home/userへ移動するcd /home/user絶対パスを用いて、ユーザーのホームディレクトリに移動する。
一つ上のディレクトリへ戻る
cd ..現在のディレクトリから一つ上の階層へ戻る(親ディレクトリに移動する)。
直前に移動する前のディレクトリへ戻る
cd -直前のディレクトリへ戻る。
【Unix】cdコマンドの解説
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