Home
345 words
2 minutes
【Unix】cdコマンドの解説
2025-02-21

最終更新:2025-02-21

cdコマンドは、現在作業中のディレクトリ(カレントディレクトリ)を移動するためのコマンドである。さまざまなパス指定方法と組み合わせることにより、ディレクトリを移動することができる。

cd = Change Directory

基本的な使い方#

cd [ディレクトリ名]
  • 相対パスでディレクトリを指定する場合は、現在のディレクトリを基準とする。
  • 絶対パスでディレクトリを指定する場合は、ファイルシステムのルート(/)を基準とする。

例1:

cd /home/user/documents

このコマンドは、絶対パスで指定した/home/user/documentsディレクトリへ移動する。

例2:

cd documents

このコマンドは、現在のディレクトリに存在するdocumentsディレクトリへ移動する。(相対パスで指定)

cd - について#

cd -

cd -を実行すると、直前にいたディレクトリへ戻ることができる。例えば、/home/user/から/etc/に移動した後、再びcd -を実行すると、/home/user/へ戻る。

ハンズオン#

以下では、cdコマンドを実際に使用する例を示す。

  1. ディレクトリへ移動する

    cd /var/log
    

    システムログが保存される/var/logディレクトリへ移動する。

  2. 任意のディレクトリから/home/userへ移動する

    cd /home/user
    

    絶対パスを用いて、ユーザーのホームディレクトリに移動する。

  3. 一つ上のディレクトリへ戻る

    cd ..
    

    現在のディレクトリから一つ上の階層へ戻る(親ディレクトリに移動する)。

  4. 直前に移動する前のディレクトリへ戻る

    cd -
    

    直前のディレクトリへ戻る。

【Unix】cdコマンドの解説
https://ss0832.github.io/posts/20250221_cd_command_guide/
Author
ss0832
Published at
2025-02-21